金沢大学アカデミアブラスアンサンブル(略称KUABE)は、
金沢大学フィルハーモニー管弦楽団 (通称金大フィル) の金管セクション員により構成されるブラスアンサンブルである。

活動は、1970年代の半ばより始まり、当初は「ロイヤルアカデミアアンサンブル」と称していたが、1976年に京都市交響楽団のTb奏者、間憲司氏をトレーナーに迎えたころより本格的な活動を始めた。

1978年に初めて「第1回全日本アンサンブルコンテスト」大学部門に出場して銀賞を得たのを嚆矢として、1979年には同コンテスト全国大会で金賞を受賞、以後は、1990年まで、金賞を5回受賞するなど華々しい活動を続けた。

第5回全日本アンサンブルコンテスト(1982年)

活動は、日々のアンサンブルを楽しむことを第一義としながらも、小学校などでの小音楽会、年1回の定期演奏会開催等も含み、金管アンサンブルのブーム期に第一線の活動を続けた。

KUABEが第一の目標としていたのがフィリップジョーンズブラスアンサンブル(PJBE)だった。まだ同アンサンブルの楽譜が一般に存在していなかった時代に、メンバー自らがレコードの音から楽譜を起こして、いち早く定期演奏会で紹介し、その演奏を楽しんだ。

1990年2月には、当団のOBで構成された百萬石ウインドオーケストラとして、第3回アマチュア室内楽フェスティヴァルに出演し、カザルスホールに於いて、「ロンドンの小景」を演奏し、好評を得た。


「栄光館」における演奏(1980年)

定期演奏会は、これまで延べ23回を数え、第1回演奏会は北陸学院、「栄光館」で開催された。栄光館は第6回まで演奏会場として使用され、KUABEの誕生の地とも言える。KUABE発足当時のメンバーはもうすでに四十路に入ったが、多くが今も現役のアマチュアプレーヤとして活躍中である。

2000年に初めて行われたKUABE、OB同窓会を機にOBによる演奏会の開催機運が高まり、2001年11月に第1回不定期演奏会を開催する。40代から10代の現役KUABEが世代間を越えて一緒にアンサンブルを行った。
→百萬石ウィンドオーケストラ 公式サイト

金沢大学フィルハーモニー管弦楽団 (通称金大フィル) は1949年に、16人の有志によって創設され、以来年とともに成長し、1990年代前半には最大160人を抱える学内最大のサークルとなった。現在も100人以上の団員を持つ学内最大級のサークルである。

1950年以来ほぼ年2回(夏・冬)行っている演奏会は、その音楽活動を学生はもとより、市民の皆様にも披露する場になっている。






1950年よりプロの指揮者を迎え、またトレーナー陣も充実しており、団員たちはその音楽性を磨くために彼らの技術、表現などを学び取り、日夜練習に励んでいる。

年間活動としては冬の定期演奏会、夏のサマーコンサートのほか、春・夏・冬の全体合宿、11月の金大祭でのサロンコンサートなどがある。
→金沢大学フィルハーモニー管弦楽団 公式サイト






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